今回はB`zの松本さんが使用している
FAT 515.W Fixed Wah を紹介していきます。
2018年頃に手に入れてそこそこ使ってきたので使用感について話していきます。
Fixed Wah とは
Fixed Wahを語る前にワウペダルというエフェクターをご存知でしょうか?
ワウペダルとはギターの周波数帯を変化させるエフェクターです。
こもったような音から甲高い音まで足元のペダルで操作します。
主にカッティング、ギターソロなどで音色に表情を持たせることが出来ます。
そんなワウペダルですが「半ワウ」という操法があります。
普段はペダルを上下させワウワウとサウンドに表情や緩急をつけるのが一般的な使い方ですが半ワウはワウペダルのペダルを中間の位置で留め変化した周波数帯域のサウンドのままギターソロなどを演奏する手法です。
この奏法で有名なのはマイケルシェンカーですね。
とてもエモーショナルなサウンドが特徴で多くのギタリストがこの奏法を取り入れています。
さてこの半ワウですが一つ難点があります。
それは音色の安定性です。
ワうペダルは前述の通り足元のペダルで音色を調整しますが、そのペダルの性質上同じ音色の設定まで演奏毎に足で調整しなければなりません。
しかも演奏中はギターに集中しているのでワウを踏み込み起動させ、自分の持って行きたい音色まで一瞬で調整するのは至難の業です。
そこで開発されたのがこのFixed Wahです。
Fixed Wahはワウペダルと違ってスイッチとつまみが付いています。
足で行っていた周波数帯の調整をあらかじめつまみで調整しておき、使用したいタイミングでスイッチを押すことで自分が使いたい周波数帯のサウンドで演奏することが可能です。
デメリット
デメリットと言うほどではないのですが一応書いておきます。
どのエフェクターも共通なのですがあらかじめ自分の好みに設定したお音色をスイッチ一発で呼び出すのが一般的な使い方なのですがFixed Wahはそこが欠点かなとも思います。
Fixed Wahは良くも悪くも飛び道具です。
バンドアンサンブルで多用する場面は決して多くはないです。
オーバードライブ、ディストーションのようにギターの軸となる訳でもなく、ワウペダルのように要所で軽快なカッティング、エモいギターソロ、半ワウなどと使い分けることが出来ない
と言ったことが挙げられます。
また音楽のジャンルによっては使用することが全くない事もあります。
まあどのエフェクターにも言えることなのですが…
FAT 515.W
さてFAT 515.Wですがつまみは一つだけの超シンプル構造です。
つまみとしては12時を起点にして左に回すほど高音域が強調され甲高いサウンドになります。
右に回せば低音域のくぐもったサウンドになります。
筆者は9,10時の当たりの設定で使用しています。
甲高いのですが少し丸く甘く歪んだ音が楽しめます。
まとめ
今回はFAT 515.W Fixed Wahについて紹介させていただきました。
やはりスイッチ一つであのサウンドが手に入るのはすごい魅力的な機材ですよね。
B`zの松本さんが使用していることもあり信頼できる機材と言えるでしょう。
ですが販売されていたのが2018年頃で今ではプレミア価格となってしまい10万円前後でフリマなどでしか見ることが出来なくなりました。
また最近では別にIndigo Noteから松本さん監修のFixed Wahが登場したようです。
そちらもチェックしてみてはいかがでしょうか
音作りに限界はありませんね。また会いましょう!!
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