楽器、ギター修理どこへ持ち込む?

ギター初心者豆知識

今回は楽器、ギター修理についてお話したいと思います。

筆者はギターを始めて12年ほどなのですが

近年、今まで所有してきた楽器の不具合が起きることが増えてきました。

自宅で修理したものや、楽器屋さんに修理依頼したもの、メーカーに修理を出したもので実体験も何パターンかご紹介させていただきます。

何か楽器トラブルが起きた時の参考になれば幸いです。

町の楽器屋さん

町の楽器屋さんはその土地に根付き地域の方々がよく利用するお店です。

楽器販売、メンテナンス、修理、レンタルスタジオ、ライブイベント開催等、小規模ながらも親切に対応してくれるのが特徴です。

弦交換、部品交換、ネック調整、リペアなどが主です。

事例 部品交換

ストラトキャスターのペグ修理を依頼しました。

破損内容はペグの動作不良でした。

店員さんに相談したところペグのメーカー型式などを調べていただきました。

在庫があればペグ1個からでも部品交換可能とのことでした。

運悪く私のストラトキャスターは作られて10年以上前の物で、さらに特殊で取り付けにネジを必要としない物でお店の方には在庫がないのとこのタイプのペグはもう生産していないとの事でした。

今回は他メーカーのペグと総取り換えとなりました。

その後は他メーカーのペグを紹介いただき取付の際のネジ穴の穴あけ箇所、施工方法など説明を受け修理を依頼しました。

ギターはお店に3日預けての後日引き渡しとなりました。

今回はペグ交換でしたが合わせて弦交換もお願いしました。

弦を外しての修理では必ず弦交換について聞かれます。

今張ってある弦を張りなおすのか、新しい弦をお店で購入し張っていただくか、部品修理のみで弦は張らないの3つで、ここは自分の都合で決めるのが良いでしょう。

部品交換、クリーニング、軽いリペアなどは町の楽器屋さんに相談するのが一番時間がかからず対応してくれるでしょう。

都市の楽器屋さん

東京、大阪など都会の楽器屋さんです。

楽器販売、メンテナンス、修理などを受け持ってくれる印象が強いです。

楽器数が多く、高価な物を取り扱っている店舗が多いです。

楽器屋によっては大きいリペアブースがあり専門の方が丁寧に修理、メンテナンスを行っています。

ピックアップ、コンデンサ交換、フレット擦り合わせ、リフレットなど町の楽器屋さんでは受け持ってもらえない事も依頼できます。

人気のお店は修理の予約が入っておりすぐに対応できないお店もありますので診てもらう際は事前にお店に連絡を取ることをお勧めします。

また修理期間も1~2週間、1ヶ月以上かかることもあるので修理の納期についても必ず相談しましょう。

筆者は都市の楽器屋では買うことが多く修理に出したことがないので事例は割愛させていただきます。

楽器工房、メーカー、代理店

楽器屋さんではどうにもならない修理などは楽器工房、メーカー、代理店へ依頼します。

楽器工房は楽器屋が手に負えない修理を依頼する専門の工房です。

メーカーはギター、アンプなどを製造している会社の事です。

代理店は海外のメーカーから楽器を卸して日本で販売している会社です。

部品交換、リフレット、ネック折れ、木工修理、リフィニッシュなどが主です。

まずは楽器屋さんに修理を持ち込み、そこの楽器屋さんでは対応できないので工房やメーカーに送っていただくのが一般的な流れになると思います。

事例 チューブアンプ真空管交換

筆者は真空管アンプで練習しているのですがアンプから音が出なくなったことがあります。

よく行く島村楽器さんに相談しました。

まずは故障の経緯について質問されました。

経緯を説明しながらアンプのメーカーについて調べていただきました。

事情を説明するとメーカーに問い合わせていただきました。

おそらくは真空管、ヒューズの寿命が原因との回答があり、合わせて修理依頼する上での工期、部品代などを教えていただきました。

料金については一度診ていただき交換する部品の数、値段によって変わってくるのでその段階では分かりませんでした。

アンプを島村楽器に預け3日後に連絡がありました。

真空管、ヒューズ、工賃、運賃合わせて5万円ほどでした。

その料金で納得したので改めて修理の依頼をしました。

2週間後メーカーから島村楽器にアンプが届きました。

島村楽器さんが楽器屋のスタジオを貸してくださりスタジオで動作確認させていただきました。

動作良好で問題なく楽器屋での支払いとなりました。

・事例 初期不良

ギターをある楽器屋さんで購入したのですが初期不良で3弦に異常がありました。

試奏はしたのですが楽器屋では気づきにくい音だったので気づけませんでした。

自宅で演奏中に気が付き後日、楽器屋さんに持ち込みました。

店員さんと一緒に動作確認を行い原因が分からずメーカーに送っていただく事になりました。

後日メーカーから連絡がありナットが割れていた事が判明しました。

このメーカーは同じギターは量産しておらず在庫もなかったのでナットを交換していただきました。

初期不良だったので工賃、送料はかかりませんでした。

1週間ほどでメーカーから返ってきました。

楽器修理依頼する上での注意点

ここまで修理依頼する所の説明をしてきましたが、楽器を預ける上での注意点についてもお話しておきます。

・信頼できる人に任せる

当たり前なのですが信頼できる人に修理を任せましょう。

ここで言う信頼できる人というのは楽器についてリスペクトのある人です。

楽器の知識が豊富で楽器の状態の悪い箇所の分別、修理するべき箇所や方法について理解、見識を持った方に預けましょう。

一度楽器屋さんに持ち込んでみて店員さんと相談してみた時、楽器の状態を細かく説明していただき正しい処置を教えてくれる人であればお願いしてみましょう。

預けてはいけないのが、楽器を持ち込んだ際に曖昧な説明ですぐにメーカー工房に出すなどを言われた際は断りましょう。

余分な代金の請求や誤った修理が行われ状態が悪なることも本当にあります。

余談ですが楽器に対するお話が熱量が高いか低いかも参考にしましょう。

たとえ見識のある店員さんでも対応が悪いと、楽器を粗末に扱われたりもします。

少しでも不審な様子であれば止めておきましょう。

楽器やあなた自身のためでもあります。

楽器に対して愛のある人を見つけて預けましょう。

部品が欠品している

これは注意とかの話ではないのですが物によっては部品がそもそもないこともあります。

前述した真空管アンプ修理の件ですが昨今のロシア、ウクライナ問題で真空管の供給がストップしており修理できない可能性がありました。

筆者のアンプはメーカーに問い合わせていただき修理する上での部品の在庫があるかも確認した上で修理を行いました。

marshallのアンプ修理も今はストップしており再開の目途も立っていない状況です。

修理前は部品の状況も考えておきましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?

楽器が不調になった際の参考になれば幸いです。

状態が悪くなった時にすぐに診てもらえる行きつけの楽器屋さんなどを自分で見つけておくのもいいと思います。

もしそんな相手が居なくても一度相談だけでもまずはしてみて修理するかどうか決めましょう。

楽器は正しい修理が出来ればよっぽどの事がない限り一生使えます。

ずっと愛器と演奏できるよう心からお祈りしております‼

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